プログラムコシナ賞

世界最高品質のレンズを製造してきたパートナーのコシナによる、コシナ賞。「思わずスクリーンに引き込まれる、息を呑むような美しい作品」に贈られます。
「映像の美しさ」を軸とし、ショットやルックの美しさ、映像美が作品のクオリティを効果的に高めているか、という基準で審査を行いました。
美しい映像を通じて、作品の世界観やメッセージを最大限に表現している作品を評価したコシナ賞。
「美しさ」を基準として選ばれた、選りすぐりの 3 作品をどうぞお楽しみください。

『UNBROKEN』

SYBILLA PATRIZIA(監督・編集・撮影)|ドキュメンタリー| 6分19秒

あらすじ

東京を拠点に活動するイギリス人アーティスト、クレメンタイン・ナットによって描かれる、日本の伝統技法「金継ぎ」に関するショートドキュメンタリー。3000年前に誕生した「金継ぎ」という技法だが、「破損」を「装飾」し、より美しいものへと昇華させる哲学は、現在もなお生き続けている。

監督プロフィール

シビラ・パトリチアはオーストリア生まれの映画監督・写真家で、現在は東京在住。アーティストとして、北インドのチベット人居住区での生活、現代日本のサブカルチャー、日本の伝統文化など、社会的なテーマに取り組む。彼女の作品は、オーストリア、ドイツ、日本、英国、アメリカなどで展示されたり上映されたりした実績を持つ。

『仕合わせ』

梨本諦鳴(監督・脚本・編集)|ドラマ| 29分40秒

あらすじ

地方都市(新潟県十日町市)に住む高校生の庭野はる。ある日、兄・司の彼女が着物姿で訪問する。その姿に見惚れるはる。その日をきっかけに、様々な場面で着物との触れ合い、親・家族の愛と自身の成長に気づく。

監督プロフィール

新潟県燕市(旧吉田町)生まれ。
映像作家/映画監督/写真家/演出家
日本映画監督協会員
筋肉少女帯「サボテンとパントライン」プロモーション・ビデオの制作に参加したことをきっかけにフリーの制作進行として、ユニコーン、THE BOOM、真心ブラザース、江口洋介等を手掛ける。
91年、筋肉少女帯「暴いておやりよドルバッキー」で、ディレクターとなる。並行してJリーグのチームビデオ制作に参加。
その後、映画・美術・写真・演劇と表現の枠にとらわれず活動を続けている。

『Motherhood』

萬野達郎(監督)|ドラマ| 19分25秒

あらすじ

2018年、妊娠6ヶ月の坂口美彩は神社の階段から転げ落ちた拍子に、1994年にタイムスリップしてしまう。精神病院に強制入院させられた美彩は、未来からやって来たと必死に主張するが、誰にも信じてもらえない。そんな中、美彩は「精神病患者は強制的に不妊手術を受けさせられる」という衝撃的な事実を聞かされる。

監督プロフィール

大阪府出身。19歳の時に単身渡米。
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校映画制作学科を卒業。
日本に帰国後、歌舞伎俳優・市川海老蔵の映像作品や、
カナダ建国150周年記念番組を演出するなど、監督として精力的に活動。
現在はソーシャル経済メディア「NewsPicks」の映像番組を演出している。

登壇予定者

  • SYBILLA PATRIZIA監督(『Unbroken』監督)
  • 梨本諦鳴監督(『仕合わせ』監督)
  • 萬野達郎監督(『Motherhood』監督)
  • 佐藤和広氏(審査員・株式会社コシナ)
  • タカザワカズヒト氏(審査員・映像ディレクター)、他

審査員

株式会社コシナ小布施短編映画祭 コシナ賞審査委員会

小布施短編映画祭の特別協賛企業である、株式会社コシナ。ハイエンドなレンズづくりは世界的にも評価されている。
映像の美しさにこだわりつづける、レンズメーカーであるコシナのみなさまに、「映像美」の観点で作品を審査していただきました。

タカザワカズヒト(小布施短編映画祭ディレクター/映画監督)

東京写真学園プロカメラマンコース研修科卒業。出版社インハウスフォトグラファーを経て独立。
デジタルフィルムカメラを使用した映像制作を行なう。監督したショートフィルム「おだやか家 」(2016)、「おぶせびと」(2017)が海外の映画祭でWINNERを獲得。ハリウッドのレッドカーペットに正式招待された。